サンショウモ
以前にオオサンショウモと混同したことのあるサンショウモ
水田などに発生する浮き草の仲間として知られるが、他の浮き草と比べると野外で見る機会は少ない。
葉は3枚ずつ輪生して次々と伸びていく。
一見すると2枚が連なっているように見えるが、2枚の浮き葉と1枚の水中葉で構成される。
上から見えない1枚は、常に水面下にあり、細かな根状の水中葉になっている。
こちらはオオサンショウモの小型化したもの
本来のこんもりとした肉厚な姿にならず、小さな葉で増えていくことも多く、混同されやすい。見慣れれば、葉のつき方や表面の雰囲気などの違いがわかるだろう。
サンショウモの育生は他の浮き草同様に難しいことはないが、明るい環境が望ましい。
こちらは屋外の容器
しっかりとした葉を次々と展開している。
一方、室内の容器のものは
葉の数は増えてはいるものの、細かく見るからに不安定な感じである。より強い照明器具などを設置すれば改善されるだろうが、やはり日光の力は大きい。
健康な葉は1枚が1センチほどなので、メダカの容器に入れるのにもちょうどよい。ある程度増えたら、簡単にちぎれるので他の容器に移せば増えていく。形も独特なので、よいアクセントになるだろう。