松井ヒレ長ロングフィン幹之 ブリーダーネーム “青蝶”

昨日は、人気ブロガーのヨタローさんと当社のcolと三人で、行田淡水魚の小暮 武氏のメダカ飼育場にお邪魔させて頂いた。

今年で三年連続、ゴールデンウィーク前後に小暮さんの飼育場にお邪魔することになった。

ヨタローさんと小暮さんは私よりもっと以前からお付き合いがあり、お二人の会話を聞いていると、ただただ笑ってしまう冗談交じりの会話で、横で笑いながら聞いていた。

さて、今回も小暮さんのメダカ飼育場は、撮影するメダカが多数いたのだが、今回は何と言っても、第36回日本観賞魚フェアのメダカ品評会で、総合優勝、部門優勝に輝いた、松井ヒレ長ロングフィン幹之、小暮さんのブリーダーネーム “青蝶”の撮影が最優先であった。

この尾ビレ、背ビレが伸長するロングフィン由来のそれぞれの軟条が突出する特徴を、松井ヒレ長の血統を組み込むことで、さらに優雅さを増したメダカである。


オス


オス


こちらはメスである。

小暮さんのこの練り舟で、“青蝶”が素晴らしい群泳を見せていたのである。

これがロングフィン幹之のオリジナル系統である。この軟条が突出して伸長する幹之メダカは、兵庫県の長岡龍聖氏、広島の『めだか本舗』、鳥取県境港市にある『あらしまやメダカ(Arashimaya Medaka)』の佐々木 圭氏などが系統として維持している個体群が有名で、写真の個体は福岡県在住の『Azumaめだか』の田中拓也氏の累代繁殖している個体で、元親は『めだか本舗』の系統で、途中で完成度を高めるために、極龍を交配したものである。

オスは特徴的なロングフィン幹之であるが、メスは普通の幹之メダカ同様で、当たりメスがどれであるか?は外見からは判別しにくく、やはり系統的にしっかりと隔離して累代繁殖している人のところでだけ、しっかりとしたロングフィン幹之が維持されている。

この松井ヒレ長幹之は2016年4月に撮影した、神奈川県川崎市在住の中里良則氏作出の系統で、中里氏は、松井ヒレ長のパンダ血統を抜くのに苦労しながら、松井ヒレ長幹之と松井ヒレ長星河(松井ヒレ長青ラメ幹之)をほぼ同時期に完成された。多くの人が同様の表現のメダカを狙っていただろうが、中里さんの系統繁殖の速さに敵う人はいなかった。

そして、中里さんと小暮さんは交流があり、中里さんのところから、この松井ヒレ長幹之が小暮さんのところに送られ、その個体を見て、小暮さんはすぐに、ロングフィン幹之との交配を始められていたと言われる。「2016年の春ですよね?」と伺うと、「うん、一昨年からだった」と言われていた。

このメダカを見て、「どう作っていこうか?」というプランが小暮さんの優れたところで、改良品種作りでは一目置かれる存在になっているのである。

松井ヒレ長の血統が入ったことで、ロングフィン幹之ではメスが普通の姿なので、今ひとつ面白みに欠けていた点も尾ビレが扇状に伸長するので、雌雄ともに鑑賞を楽しめるようになった。

この“青蝶”の特徴として、背ビレ、しりビレの軟条が突出するだけでなく、軟条の突出が始まるところから、グアニンの輝きがヒレを縁取るのである。その青く、突出した軟条がこのメダカをより豪華に見せるのである。

「固定度はかなり高いし、これからもっと殖やすか!」と小暮さん、

小暮さんのところからはゴールデンウィークにはリリースされることになっており、メダカ愛好家の方々も入手の機会が増えていくに違いない。

新しい表現を獲得した改良メダカを見るって、いつまでたっても楽しいのである!

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