平成30年 横浜観魚会 二歳会 関東アズマ編 

昨日、行われた、横浜観魚会の二歳会、らんちゅう部門だけでなく、関東アズマ(関東東錦)と呼ばれる、横浜の加藤金蔵氏が作出されたモザイク透明鱗を持つ、キャリコ体色の品種の部門の品評会も同時に行われている。

横浜観魚会の会長である矢作会長が、らんちゅうだけでなく、日本オランダにも興味をお持ちで、同体形の関東アズマもらんちゅうと同時に飼っておられたのである。

それをきっかけに「せっかく横浜にある金魚愛好会なので関東アズマの部門もやりませんか?」という話をさせて頂いたところ、快諾くださったのである。

関東東錦が作出されたのは、1931年のこと、三色出目金とオランダシシガシラの交配によって、横浜の金魚商の加藤金蔵氏が作出した品種である。関東東錦という呼び方は適切か?というと適切ではないのかもしれない。本東錦とも呼ばれることがあるが、本来、加藤氏の作出した東錦がいわゆる長手の東錦だったのである。

それから弥富などで丸手の東錦が量産されるようになり、また、たたき池でらんちゅう飼育者が同時に飼育を楽しんで来た関東東錦が、ミジンコの減少、愛好会の衰退などを要因として、らんちゅうに与えるためのミジンコに余剰がない、二品種の品評会を行うと、賞品が倍必要になることの負担から、品評会の部門からなくされ、今ではごく少数の愛好家が楽しんでいる品種になってしまったのである。

この関東アズマが見せる浅葱色の青さは、更紗、素赤が主流の金魚の中では異質な美しさを楽しませてくれる金魚なのである。

横浜観魚会では、今年で関東アズマの部門が行われるのは5年目となった。

少しずつ飼育者が増えてきてはいるものの、多くの人に楽しまれるまでにはなっていない。

こういった保存をしながら、品評会で戦える魚を作ることって、想像以上に大変なのである。

是非、「関東アズマを飼ってみたい!」という人には横浜観魚会の行事に参加して頂きたい。

では、昨日の二歳会の入賞魚をズラッとご覧いただこう。

一位 中澤俊男氏出品魚 卵を持っている卵腹をしているが、バランスの良い、尾型もしっかりした魚であった。

二位 矢作雄一氏出品魚 この魚は良い魚である。

三位 安田英一氏出品魚 この魚は昨年の秋季大会で当歳魚の部で西大関となった魚で、しっかりと冬を越しての出品であった。

四位 中澤俊男氏出品魚 この魚もしっかりと太い関東アズマらしい魚である。

五位 高瀬有三氏出品魚 上4匹に比べると色柄で劣るところがあったが良い魚である。

六位 高瀬有三氏出品魚

七位 鈴木 薫氏出品魚

八位 中澤俊男氏出品魚

九位 中根俊彦氏出品魚

十位 中澤俊男氏出品魚

十一位 森 寛登氏出品魚

十二位 中根俊彦氏出品魚

十三位 井ノ口真誉氏出品魚

十四位 矢作雄一氏出品魚

十五位 中根俊彦氏出品魚

十六位 中根俊彦氏出品魚

6月第三日曜日からは今年の当歳魚が持ち寄られて行われる研究会が始まる。

その際には関東アズマの売り立ても行われ、しかもとても手頃な価格で関東アズマを入手していただける。一人でも多くの方に飼ってもらいたい金魚、それが関東アズマなのである。ただ、せっかく飼育するなら、やはり品評会や研究会で入賞を目指すことを目標にされた方が絶対に楽しい。日々の世話は大変なのは生物を飼うならどんな生物でも同様、ただ、その先に目標があることって大きなやり甲斐になるのである。

同じ趣味を持つ人と談笑する時間、これもとても大切なのである。

是非、横浜観魚会の行事会場でお会いしましょう!

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