ゴーストザリガニと呼ばれるアメリカザリガニの白化個体たち 5
ゴーストザリガニと呼ばれる、アメリカザリガニの白化個体、このオリジナルは日本の埼玉県、愛知県などで見つかった野生個体から繁殖されたもので、それがドイツに渡り、そして、タイに血統が渡り、2016年末頃からその美しさから人気が再燃したのである。
日本産のゴーストザリガニの累代繁殖個体は白ザリガニ同様、矮小化したものが多くなっていたものの、ドイツやタイに渡ったことで、普通のアメリカザリガニとの交配が行われたようで、大型になり、しかも色合いが非常に明瞭で青色、赤色も鮮やかな素晴らしい系統になったのである。
こちらタイから輸入されたオスである。
メスとの交尾写真である。雌雄を別飼育しながら、メスのコンディションが整ったところで雌雄を同じ水槽内に入れると、24時間以内に交尾を観察することが出来る。
交尾の写真は慣れれば、雌雄を同居させて仕掛けることで意外に簡単に撮れるようになる。
さて、昨日から大潮、しかも満月の大潮が始まった。
すると…
今日は抱卵したメスを3匹確認することができたのである。
産卵してくれると少しホッとするものである。
こちらは、アメリカザリガニの基本体色から白抜けが部分的に起こっている系統で、卵は黒褐色をしている。
この個体も卵数は少ないが、昨日、抱卵した1匹である。良い色合いのメスなのだが、撮影用に水槽を移動したところ、全く落ち着かず、逃げ回るので、今日の撮影は中止!また後日、落ち着いたところで撮影することにした。
様々な白化が楽しめるゴーストザリガニ…こんなに産卵するようになり、「稚ザリガニをどこで育てよう??」と考えたり…
ようやく春めいて来ているので、屋外で抱卵メスを単独飼育しようか?思案中である。