今年の2月下旬に『Medaka AG Vol.06 和墨 白地と墨の配色の妙』を発刊した後、『メダカ百華第22号』の制作を開始、4月20日に刊行した後、3ヶ月ぶりに『Medaka AG』シリーズの新刊をまとめることが出来た!

『Medaka AG Vol.07』は垂水政治氏作出の“フロマージュ”とその交配系統でまとめた。
この“フロマージュ”は、垂水氏がずっと追求してこられた“垂水ロングフィン”からの流れを受け継ぐ品種で、近縁な“オランジェ”、“ホワイトアウト”、“サンセットフリル”などの魅力も顔を覗かせることがある系統である。

まず、普通体形、光体形、体外光タイプが知られているが、どの系統も背ビレ、しりビレの軟条が伸長する、“垂水ロングフィン”と呼ばれる特徴を出しやすいのである。

そして、ヒレの基部などポイント、ポイントに入る黄色がこの品種を優しい印象にしているのである。

この“フロマージュ”の作出者である垂水政治氏の10年以上に渡るメダカの改良の歴史を紹介させて頂いたい。何より、“フロマージュ”は、垂水さんのメダカの改良の全てが詰まっている系統だと思われるからである。

まずは“フロマージュ”の銘個体の紹介から始めさせて頂いた。

そして、今年、注目を浴びるようになった『礼めだか』さんの“フロマージュ”、そして、“フロマージュ”に近縁な“オランジェ”と“スペード”の交配から独特なヒレの形状が出現した『夢中めだか』さんの“シンデレラ”を紹介!

“フロマージュ”には基調色の濃淡、色合いにバリエーションが出やすく、どの色が好みか?飼育者の好きな色を選抜して交配していく楽しみもある。

“フロマージュ”がリリースされてから、“フロマージュ”が持つロングフインへのしやすさ、そして明るめの体色が異品種交配に向いていることもあり、様々な魅力的な系統が作られてきた。それらも一同に紹介させて頂いた。

繁殖についてを述べたページだが、どんな品種、系統でも、改良メダカを繁殖させる上で、大切なことは「しっかりと数採りをする」ことである。種親に最適な水質環境を作ること、栄養価の高い、メダカたちが喜んで食べる餌を与え、産卵しやすい産卵場所を提供することに変わりはない。

産卵床を浮かせているだけではなく、容器の隅に固定させるだけでも採卵数は変わったりするもので、飼育者がどれだけメダカたちに快適な環境を作るか?そこが飼育する上で楽しいのである。

この“フロマージュ”の魅力をもっと楽しんで頂きたいと、今秋、“フロマージュ”と“フロマージュ”交配系統だけのコンテスト、『フロマージュカップ』を開催しようと計画中!

全個体を撮影させて頂いて、『メダカ百華』等に掲載させて頂く予定で、以前、刊行していた『金魚伝承』のように、コンテストでの写真が誌面を飾ることで、より多くの人のメダカを撮影させて頂けるのは、今後の誌面作りでも重視していきたいところ!『金魚伝承』ってらんちゅうを始めとする金魚の品評会を多い時には120愛好会分の入賞魚を掲載!ページも300ページを超えていた頃も!一冊で入賞魚が2000匹以上載っていました!

メダカも各品種、飼育者によって全てが違う魚に仕上げられているので、出来るだけ多くの個体を掲載すること、それも同じ品種、系統で多くの個体を掲載できれば、大いに参考になるかと!?

是非、多くの方々に“フロマージュ”の魅力を楽しんでいて頂きたい。

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