2023年9月に印刷物として発刊した『メダカ百華第16号』を2年振りに電子書籍版として発刊することにした。

今号から表紙のデザインを一新して、ページ中央にメインタイトルを入れました。

「創り出す楽しみ、出来た時の感激、
 思い描いた姿形をメダカで表現する、
 メダカ創りに個々の感性を発揮する。」

これを『メダカ百華第16号』のメインタイトルに決めた。

メダカのオリジナル系統を作ることは、改良メダカの繁殖をされている方々にとっては、誰もが持たれる一つの目標!時間と労力を必要とする。

そこに果敢に挑んでいかれることを本書は後押しできれば!と常に考えて誌面作りを心がけている。

『メダカ百華第16号』は、『静楽庵』さんの作られた“令和オーロララメ幹之サファイア系WF”から!多くの可能性を秘めた系統を作られ、ここから始まるWFの変化が楽しみになった。

現在でもまだまだその魅力が楽しまれている“ミッドナイトフリル”と“フロマージュ”を掲載!垂水政治氏の創造力にはいつも感心してしまう。

埼玉県比企郡川島町にある『メダカ屋サバンナ』が固定された“ネプチューン”を初掲載させて頂いたのも本号であった。『道三めだか』さん作の“ヒミツヘイキ”は、独特な遺伝子を持った系統のようで、この“ネプチューン”を撮影させて頂いていて気づいた。
(“ヒミツヘイキ”ד宮桜”)דサボテン”の交配から進められた系統で、ラメの密度、並びなど新たな表現がこの“ネプチューン”から拡まったのである。

ブラックリム表現のバラエティもこの時期には多くの作り手の手によって拡げられており、ブラックリム系統の人気は右肩上がりに上がってきた。

その決定打の一つが、佐賀県在住の『チャチャめだか』さんと『美心めだか』さんのコラボで作られた“リムプロ”と呼ばれた系統たちであった。作り手お二人のコラボレーションもこの“リムプロ”登場以降、徐々に拡まってきた。

『Azumaめだか』さんがリリースされた“インフィニティモルフォ亜種”も色柄系にモルフォ亜種表現を入れた、新たな横見が楽しめる系統として注目されるようになっている。

“マリアージュロングフィン”、“エメキン”の交配系統も全国の作り手によって完成度の高い系統が作られたのもこの時期である。この流れは今後もずっと続いていくことだろう。

『北辻めだか』の山本健二氏の作る“北辻ヒレロング”のバリエーションもこの時期から多くの作り手に導入された系統で、“和墨”と共に、今後の新たなメダカの世界を作る大切な系統になっている。

本号でも三色系統は忘れずに掲載させていただいている。いつの時代でも三色に挑まれるメダカの作り手を応援していきたい。

“和墨”系統もどんどん特徴を現すようになり、最近はこの“和墨”なしでは語れないほど、改良メダカの中でも一つの大きなカテゴリーになった。

これからどんなメダカを作っていくか?そのアイデアは『メダカ百華』のバックナンバーを参考にしていただけると嬉しいところである。本号も、多くの人にご覧いただきたいので2025年11月末頃まで、定価1800円のところ、特別価格1200円で販売いたします。

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