ベルツノガエルを筆頭に、ツノガエルの仲間は多くの愛好家に親しまれている。陸上生活のため管理が比較的楽であることもあるが、なんといってもそのキャラクターが受けている。ちょっとした時に見せる様々な表情も見ていて飽きない愛らしい存在である。
カラーバリエーションの豊富さも魅力のひとつになる。
人気の高い赤ベル。ベルツノガエルの赤みの強いタイプである。
クランウェルツノガエルも人気の双璧をなす存在で、こちらはさらにカラーバリエーションが多い。
原種に近い茶褐色のタイプから、青みがかった緑のペパーミント、アルビノでも黄色味のあるライムグリーンやオレンジの強いアプリコットなど、なんともカラフルである。こうした色や模様違いで好みの個体を探してコレクションする楽しみ方もある。
ごく少ないが、稀に変異個体も出現する。成長につれ、どう変化していくのかも興味深い。
ベルツノもクランウェルも国内で養殖されており、一年を通して入手できるほどの普及種になっている。手軽に扱えるツノガエル用の人工餌料が販売されたのも大きい。金魚やコオロギなどの生きた餌を与えることに抵抗があり飼うことを悩んでいた人も、この人工餌料が出たことで問題は解決された。
どの種も基本的な飼育をしていれば、丈夫で飼いやすい。ここに載せたのは、どれも子供になる。しっかりと育てていると、成長段階での模様の変化も楽しめるし、大人になった迫力がありつつも愛嬌ある姿は人気が高いのも納得いくものになるだろう。
様々なカラーバリエーションを含むツノガエルの仲間の姿を多数の写真で掲載、日常のメンテナンスから餌の与え方などを紹介し、飼育者の夢である繁殖に関しても詳しく解説したツノガエルを飼育するための情報が満載の電子書籍になります。