松井ヒレ長魔王
黒みのある体で背を中心にラメが散らばる“松井ヒレ長魔王”
滋賀県の『おととや中村』で種親として活躍している個体である。
“魔王”は、10年近く前に広島県の『め組MEgumi』からリリースされた、黒みのある基調色で背部に虹色素胞の輝きを見せる光体形の品種になる。古くから知られるだけあり、その後、螺鈿をイメージする多色の輝きを持たせたり、ラメの数が増やされたりと、改良が進められている。
『おととや中村』では、松井ヒレ長化した系統になっており、たなびく優雅なヒレ姿を楽しめた。ヒレ長タイプの品種では、横から見ることでそのヒレ姿をより楽しめることもあるが、中村さんはラメの美しさを楽しんでもらえるように上見での鑑賞を薦められていた。