黒い体にたなびく優雅なヒレを持つ“ブラックキング”

 品種としては、“黒蜂(こくほう)”を松井ヒレ長化した系統になる。“黒蜂”は、2013年の第5回秋季日本メダカ品評会の1水槽部門にて岡山県の深川善正氏出品で第一席となったメダカである。特徴は黒い体でオスの各ヒレが黄色みを帯びることで、黒と黄色という色合いの組み合わせが目を惹いた。この黄色の特徴はメスではほとんど現れない。これはd-rRという性染色体上の遺伝子に由来するものと考えられ、d-rRは、オスの黄色素胞に黄色色素が生じ、メスの黄色素胞に黄色色素が生じないという遺伝子である。そのため、メスは全身黒一色の姿になる。アルビノなどの常染色体上の遺伝子とは違い、性染色体上にあるため、“黒蜂”の雌雄の体色差は直系である限り変わることはないとされる。

 こちらはメス個体。ヒレに黄色みはなく、漆黒の体である。黒系品種では、メダカの持つ保護色機能によって、周りの環境が明るかったりすると体色が薄れてしまうが、“黒蜂”は保護色機能が弱いため、明るい色合いの容器でも黒い体を楽しむことができる。

“ブラックキング” への 1 件のフィードバック

  1. 本気めだか 土肥宏彦 より:

    この個体は販売はされていますか?

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