絹三色
栃木県の『小山メダカセンター』が作る透明鱗三色と非透明鱗三色の特徴を併せ持つ三色メダカ。2022年に“絹三色”としてリリースされた。
白い地色を持つ姿を特徴とする三色系統。“ひぐらし三色”×非透明鱗三色の交配で作られている。“ひぐらし三色”は『小山メダカセンター』が2010年から累代を続けている琥珀透明鱗錦と呼ばれる系統で、これは透明鱗三色の先駆けとも言える系統になる。以前は“更紗錦三色”の呼称を使われていた。
“絹三色”は透明鱗の特徴であるエラ蓋が透ける特徴を持ちながら、非透明鱗三色のような白地や朱、墨の表現も見せる。
白地の面積が広い個体では、独特な雰囲気を感じさせる。朱や墨の入り方も、特徴的であった。『小山メダカセンター』では、透明鱗三色と非透明鱗三色の交配による別系統“陽明三色”もいるが、こちらは地色が緋色になるように作られている。白地の“絹三色”は、地元の小山市が養蚕が盛んであったことから、絹をイメージさせる地色を意識して付けられた。