すみれ
2012年に広島県『め組MEgumi』が作出命名した“すみれ”
白体色のブチメダカで、“藍斑目高”としてリリースされたのが始まりの歴史の長い品種である。白体色ではあるが、体色全体がやや淡い紫色を帯びているように見えることから“すみれ”の呼称がつけられた。
赤や黄といった派手な色彩は持たないが、涼しげな落ち着いた雰囲気を持っている。
横から見るとよくわかるが、目の青さもよいポイントである。ただし、室内の水槽や明るい色合いの容器に入れると、メダカの持つ保護色機能によって、本品種の特徴である墨模様はすぐに薄れてしまうのが残念なところである。派手さがないことからか、やや注目度は低く、見かける機会は減っている品種であるが、幹之由来の体外光を見せたり、部分的に黄発色を持っている個体もおり、それを元に透明鱗性でない三色メダカ作りにも使われた品種でもある。