松井ヒレ長アルビノ幹之
“松井ヒレ長”は各ヒレが伸張する特徴を持ち、それまでのメダカに見られなかった姿は発表と共に高い注目を集めた。すぐに様々な品種との交配が各地で行われ、多くの“松井ヒレ長”品種が作出された。
アルビノ幹之の松井ヒレ長は、優美な姿をした人気品種である。アルビノになったことで乳白色の体色で、その上に入る幹之の体外光や伸張した各ヒレが青白く輝く。
平成30年の日本メダカ協会第10回春季品評会のヒレ長部門で、神奈川県の阿部正治氏が第一席を獲得し「アルビノ体外光ヒレ長」として新種認定第二十九号となった。画像は当時の阿部さんの個体になる。また、静岡県『猫飯』でも同様の改良が進められており、ハウスネーム『龍の瞳』として発表されている。
上見での鑑賞はもちろんだが、水槽での横見飼育をすることで、その魅力を最大に楽しむことができる。優美にたなびく青白いヒレと真紅の目がよく目立つ。水草の緑の中で映える姿なので、観賞魚としての魅力は大きい。