惹かれた品種 “MDS”
埼玉県『めだか道楽』が作る幹之系統の品種である“MDS”
“Medaka Douraku Special”の頭文字からきている呼称である。『めだか道楽』神田 博氏が「背ビレが光体形で、尾ビレが普通形」という、いわゆる新体型と呼ばれる個体を元に選抜累代を8年ほど前から進められている。
当初からヒレの光に注目されており、各ヒレが青白く輝く姿が印象的であった。体外光に関しても、ヒレ光を追求しているうちに自然と伸びていったそうで、口先までしっかりと乗っているのがよくわかる。
こちらは光体形の“MDSヒカリ”。光体形で出がちな脊椎骨の曲がりもなく、ヒレ光の美しい姿に仕上げられていた。
さらなる改良も進められている。
“MDS”に“天晴”を交配し、さらに“青蝶(ヒレ長ロングフィンGS)”を交配して作出された“MDSヒカリの舞”
ヒレ長とロングフィンの形質により、櫛状にたなびくヒレは非常に優美な姿に感じた。
アルビノもおり、こちらは赤い目がさらなる雰囲気を醸し出していた。
熟成された魅力は、まだまだ進化し続けている。