“背ビレなし黒ラメ幹之 サファイア系”
岡山県の『静楽庵』が作出した青いラメの輝きが特徴的な品種で、実際に目で見た時に、その輝きに強く惹かれたものであった。

初めて見た”サファイア“ 『静楽庵』にて

 スタートは“背ビレなし黒ラメ幹之”で、その中からラメの青さの強い個体を選別し、累代されている。通常の黒ラメ幹之が多色のラメの輝きを見せるのに対し、明らかにラメの色合いの青さが際だつ数個体が元になっている。当初は人気の高い三色ラメ幹之の方に気がいっており、さほど期待をされていなかったそうだが、それを見た人らの反応から、力を入れられたという。そして、発表されてからの人気ぶりは、多くの人が知るところだろう。

『メダカワールド』の”サファイア“


宮本浩克氏の“サファイア”

背中に広がるラメの幅広さに加え、大小様々なサイズのラメが重なり合うように入る。その青さの色合いにもバラエティがあることで、さらに複雑な色合いを構成しているのがわかる。

 『静楽庵』の黒ラメ幹之のひとつの系統として“背ビレなし黒ラメ幹之 サファイア系”と名付けられたが、今日では“サファイア”として、高い人気を獲得している。

翌年に見た『静楽庵』の“サファイア”

『静楽庵』では2020年の秋には、すでにいくつもの“サファイア”との交配系統が進められていた。2021年も注目度の高い品種になるだろう。

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