メダカ 夏場の日除け
8月に入り、梅雨明けも各地で重なっている。それに伴い、陽射しも強烈になっており、日向を歩いているとジリジリと感じるほどである。
当然、陽射しが当たる飼育容器の水温も上昇する。容器が小さかったり、黒など濃い色合いの場合、かなりの高水温になる。メダカは徐々に上がるのなら、ある程度の高水温でも耐えられるが、それでも40度近いような状態では調子を崩す。卵を産んでいたとしても、発生が止まって死んでしまう。
外気温が33度でも、容器の水量や色合い、置いてある場所がコンクリだったりすると、照り返しなどにもより水温は40度を容易に超えることもある。
そのため、真夏はよしずや園芸の遮光ネットなどで日陰を作るようにする。部分的にでも日を遮ることのできる場所があるとよい。その際、容器にぴったりと被せてしまうと、風通しも悪くしてしまうことがある。水面にある程度風が当たらないと、酸素の溶け込みが悪かったり、水質悪化を早めてしまうことにもなる。
植物プランクトンの増えた青水の状態になっていると、水温は上昇しやすい。
クリアな水に比べて、それだけ余分な物が混ざっていることになる。青水の元になる窒素態が多いのは、メダカにとってもよくない。高水温になることで、致命的なダメージを負うことにもなるので、早め早めの水換えを心がけておきたい。
真夏では、朝の陽射しを当てるくらいでよく、最近の夏場は午前10時にもなれば、すでに強烈な陽射しになっている。そこから午後3時ごろまでの陽射しは最も強いので、その間はしっかりと遮光するようにしたい。