メダカ 水質悪化に注意

梅雨本番の時期であるが、年々気温は上昇傾向にあり、蒸し暑い日が続いていたりもする。梅雨の合間に差す陽射しも真夏ほどではないが、強さを感じる日々である。この陽射しでは、屋外で飼育しているメダカにも日除けをつけてあげたい。

大型の容器であればよいが、数リットル程度の容器やBOXケースであれば、すだれをかけるなどして対処したい。日の当たり方にもよるが、日中の陽射しがあたり続ける場所の容器では、水温の上昇も激しい。

また、日のよくあたる場所の容器では、飼育水が徐々に緑色に染まっていく。これは水中に植物プランクトンが増えている状態で、青水やグリーンウォーターと呼ばれる。


同じ容器が並んでいても、グリーンウォーターの程度には違いが出ることがある。これには少しの日の当たり方の差や、魚の匹数、餌の量など、様々な要因が影響している。濃いグリーンウォーターになっている状況は、メダカにとって危険な状態である。
グリーンウォーターの色が濃いということは、それだけ植物プランクトンが大量に増えている状態になる。これは植物プランクトンが栄養分とする窒素態や、餌の残りなどによる汚れが蓄積しているということである。このような状態で、雨が降り込んだり、水温が高くなったりすると、一気にバランスが崩れてしまうことが多い。


グリーンウォーターだった容器が、雨の後に澄んでいることがあり、水底に緑の塊が溜まっていることがある。これは植物プランクトンが死んだことによって沈殿した状態である。植物プランクトンが死んでしまうような水は、当然、メダカにとってもよくないので、雨水が大量に入った後は速やかに水換えをするようにしたい。

グリーンウォーターの濃さによって、水温にも影響がでる。真水と海水を比べると、塩分を含む海水の方が水温が高くなるのと同じで、グリーンウォーターは植物プランクトンを大量に含んでいるために水温があがりやすい。

これは昨夏の場面であるが、濃いグリーンウォーターの左とそれほどでもない右の容器とでは、午前中ですら約10℃もの水温の違いができていた。ただでさえ、窒素態や汚れの溜まった濃いグリーンウォーターの水は、高水温になることで水質悪化がさらに進む。高水温と水質悪化の組み合わせは、最悪、メダカを殺してしまうことになる。これからの季節は、日除けと共に、早め早めの水換えで飼育水を適切に管理したい。

中にいるメダカが見えないような濃いグリーンウォーターでは、メダカの状態の観察もままならない。それでは異常に気づくこともできないだろう。

メダカが水面付近にいても、活発に泳がずにぼーっとしている時は、もう水質が限界にきているサインである。このような状態でも餌を与えるとメダカは食べることは食べるのだが、その日の夕方には死んでしまっていたなどということもある。

また、スネールやモノアラガイなどが一緒にいる場合、それらの貝が水面付近に集まっていることもある。

これも水質悪化のサインである。

メダカや貝を日々観察し、普段と違う行動をとったり、動きが鈍かったりする際は、すぐに水換えをするなど環境改善に務めたい。もちろん、このような変化を見せる前に日々の世話をきっちりこなしていることがなによりなのは当然である。梅雨明けも近く、そうなるとさらに気温はあがってくる。今年生まれの新仔たちもよいサイズになってくる時期である。しっかりと管理をして、メダカ飼育を楽しみたい。

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