体内光の稚魚 成長
メダカの針仔
ふ化して間もないこの姿からは、どんな品種なのかはまず想像できないと思えるほど特徴がない。
それが三週間ほど成長して、体長は5~8mm程度。1cmには満たない大きさになった。
体の後半部にブチブチとした点が見えるようになった。
その出方は様々で、極小の点がほんの少し見えてきたかと思ったら、だんだんとそれが増えていく。
点が染み状に広がっていくようであった。こうなると、なんの品種かわかりやすいだろう。体内の後半部が蛍光色のような緑黄色に輝く特徴を持つ、体内光メダカである。
一月半もすると、体長1cmを超えた。
体つきの幼さもだいぶなくなり、親に近い体形になってきた。体内の光はだんだんと密になってきた。
全身体内光などの腹膜に見られるような筋状の光り方や途切れるような光り方をしている。これはこれで面白そうな表現ではあるが、成長にともない、光はつながっていくようである。
1.5cmほどになった個体では、しっかりとした光り方を見せていた。