全身体内光バラエティ
“百式”としてオークションにて入手した全身体内光
“百式”は呼称のよさからも定着した呼び名の全身体内光の一型になる。
今回のグループも全身体内光の特徴をよく見せる表現が揃っていた。
体外光を持つタイプ
“百式”の定義にある「飛び飛びに入る体内光」や「体外光」をしっかりと表現している。体内光表現を持つメダカの場合、体外光が大きく入ってしまうと、せっかくの体内光を隠してしまうことになる。このくらいにポイント的に入ると両特徴が引き立つ。
体外光を持たないタイプ
いわゆる全身体内光の姿。頭の後ろから尾にかけての体内が全体的に光る。背中線には黒い色素が連なっており、埼玉『行田淡水魚』の“北斗”の血筋を感じさせる。その名の通りに全身が光る姿は大きな魅力である。この光り方にも濃淡が見られる。
また、全身体内光のメダカは、上見が最大の特徴をよく見せる姿であるが、横から見ると、また違った魅力を見せることがある。
顎下やヒレの周りの黒み、そして体側にギラギラとした光沢を見せる個体がいる。体外光も体側にまで広がっている個体も見られる。こうした横見の特徴を伸ばすように選抜淘汰を進める愛好家も少なくない。品種改良はそれぞれのアイディア次第で楽しめばよい。どのような姿になるか想像し、それに向かっての作業を楽しみたい。