メダカの生き餌?
水草のヒシモドキに黒っぽい点がたくさん付いているのを見つけた。
最初は枯れてきているのか?とも思ったのだが、よく見てみると
そこにいたのはアブラムシであった。
どこから入り込んだものか、ヒシモドキの葉の上で大繁殖していたのである。
これが屋外であれば、他の虫など天敵によってここまで増えたりはしていないのだろうが、室内の水槽だったこともあり、アブラムシ達は敵に襲われることなく過ごしていたようだ。
さて、どう駆除したものかと思ったのだが、少しいじったところ、メダカがすごい反応を示した。
水中に入った葉に付いたアブラムシを食べ出した。葉に乗り上がらんばかりの勢いであった。もちろん、葉から離れて浮いているアブラムシもバクバクと食べていた。
観察していると、葉の縁をメダカは気にしているようにも見えた。なにかの拍子に水面に落ちたアブラムシを食べようと狙っていたのかもしれない。
メダカの口は上向きに付いており、水面に浮いた餌を食べやすい構造になっている。
自然下では水面に落ちた虫や流れてきた虫を活発に食べる。アブラムシは格好の獲物なのだろう。
アブラムシはアマゾンフロッグピットなど浮き草にも発生することがある。園芸だったら、駆除剤などとなるが、メダカの飼育容器ではそうもいかない。メダカに害になる存在ではないが、気になるようだったら、上から水を掛けたり、葉を沈めてみたりすれば付いているアブラムシが落ち、それをメダカ達が喜んで食べる。意識して与えられるようなものではないが、こんなおやつもたまにはいいかもしれない。