第108回 錦友会品評大会
先週に続き、この日曜日も中部の大会へ。108回目となる錦友会の品評大会へと向かった。
早朝の横浜は小雨状態であった。いつものように大会前には天気予報を気にしてはいるのだが、今回はそれほど心配はしていなかった。会場である浜松の(株)清水金魚は屋根がある会場のため、雨や台風でも問題なく開催できる。唯一、新幹線など交通機関が止まるようではお手上げであるが、今週はその心配もなかった。神奈川県を抜ける頃には、空は青空になり、浜松では雨どころか、しっかりとした陽射しの大会日和であった。
9時前に会場入りしたが、すでに多くの人が集まっており、魚の受付も開始されていた。
ただ、この時点ではいつもよりも出品魚が少ない感じであった。昨年は台風の被害による停電などもあったが、今年もなにかあったのかな?と心配したが、この後、次々と出品者が到着し、控え池にも魚が溜まっていったのであった。
魚が受け付けされるごとに、出品者との会話も盛り上がる。皆さん、謙遜しながら魚を取りだしているが、誰もがしっかりと飼い込んだ魚を持ち込まれていた。
開会式後、早速、集合写真を撮る。
人数が増えていることで集合写真の場所を変えたのだが、午前中のこの位置は強烈な逆光になる。しかもこの位置を撮るには、道路から構えるしかなく、結構な交通量があるため車止めをしてもらいつつ済ませたものであった。
審査開始前の打ち合わせ
全審査員を集め、松田力三会長により手順などの説明が行われ、審査開始である。
審査場全景
奥が当歳魚で、手前がまず二歳魚、その後に親魚が行われる。やはり当歳魚の数は多く、二部門が終わっても、当歳魚の審査終了が最後になるのはいつも通りである。
一次審査で出た点数ごとに審査場周りの洗面器に魚が入れられていく。審査中でも外側からはそれらの洗面器を見ることができるため、審査を待っている間も話題は尽きない。
親魚審査
親魚 東大関 松橋 悟氏
親魚 西大関 田中康浩氏
二歳魚審査
二歳魚 東大関 田中康浩氏
二歳魚 西大関 鈴木克己氏
当歳魚審査
当歳魚 東大関 伊藤三郎氏
当歳魚 西大関 川口久男氏
全部門の洗面器に魚が入りきると、閉め切られていたのが解放され、あっという間に展示場は人々で埋まる。喜びや祝福の声がそこかしこで聞かれ、次々と番付表に名前が書き込まれていく。
もう全国大会までは一ヶ月を切った。自然と話題も全国向けの内容になっており、作り手の多い浜松の地、隠し球がいるとか、腹のさぐり合いのような会話を楽しみながら、皆さん、虎視眈々と全国の栄冠を狙われているようである。