シルバーメダカ
シルバーメダカは、比較的古くから知られる品種のひとつである。白銀に輝くような体色が特徴で、これはアオメダカのヒカリ体形の個体のグアニンの輝きが青色から銀色に変化したものになる。
また、このグアニン層の輝きを持つ鱗が体側に入り、この輝く鱗辺を“ラメ”と呼んでいる。こうした姿からシルバー光メダカは、“銀河”というニックネームでも呼ばれる。最近ではラメメダカの人気も高くなっているが、ラメを持つ品種は古くからいたものである。
尾ビレが黄色く色づくのも特徴で、シルバーの体色の中によいコントラストになっている。
ヒカリ体形のメダカは脊椎骨に曲がりが出ることが多い。種親にはしっかりとした骨格を持つ個体を選ぶようにしないと、その欠点を少なくすることができない。
いざこの魚を探してみると、しっかりと特徴を表し、体形も綺麗な個体を見つけるのは難しかったりする。良かれと思っても微妙に脊椎骨の最後が曲がっていることに後から気づいたりする(汗)
古くから知られる品種であり、この涼しげな美しさは絶えて欲しくない。よい個体を見つけることができたら、しっかりと選別をして系統維持したい。