パンダメダカ
動物園の人気者である「パンダ」。ニュースでも多く取り上げられ、老若男女問わずファンは多い。その名前を冠した観賞魚も多く、“パンダ○○”といった各種の熱帯魚や金魚も人気品種である。そして、メダカでも“パンダメダカ”が存在する。
目の光彩が黒っぽいことから「パンダ」の呼称がつけられ、古くから知られる品種のひとつである。
“パンダメダカ”は、体の虹色素胞や黒色素胞など一部の色素が欠如したことで、透けたような色合いを見せる透明鱗性のメダカである。体内が透けて見えることで、内臓の黒さやその上の浮き袋も透けてみることができる。エラ蓋が透けることでエラの赤さが目立ち、ほお紅を塗ったような可愛さもある。
上から見ても、その目の黒さはよくわかる。呼称からも多くの愛好家に親しまれ、他品種との交配も盛んに行われ、いろいろな体色のパンダメダカが見られるようになった。ただし、パンダメダカといっても、その色素の持ち具合によって、黒目だったり、普通目に近かったりと差が見られることもある。上見では真っ黒に見える目も、横から見ると黒くない場合などもある。