出目メダカ
目が大きく左右に出ている姿は、金魚のデメキンがよく知られ、ユーモラスな姿で人気が高い。メダカでもその特徴を持つ品種がおり、2006年には発見されている。
出目メダカは、単純に目が大きいというわけではない。この目の表現は頭蓋骨の変形によるもので、通常のメダカに比べ、目から口先までの長さも短く、鼻先の短い丸顔に見えるのも特徴である。そのため、より目が目立つ顔つきになる。
丸い顔と大きな目の組み合わせから独特な愛嬌を感じさせる。好みの分かれるところではあるが、ファンは多く、様々な品種で出目メダカが作出されているイベントで展示されていたり、販売槽を見たメダカを飼育していない一般の人が「かわいい!」と気に入られている様子もよく見かける。
上見にしても、その特徴はよくわかる。大きな目と短い口先の姿でユーモラスな雰囲気を楽しめる。メダカの骨格は遺伝することがわかっており、ヒカリメダカで背曲がりの個体を親にすると、その子供達にも背曲がりが出やすいことが知られる。出目メダカの頭蓋骨の変形も同様に遺伝するため、様々な品種や色合いの出目メダカが作られている。