NHK総合テレビ『メダカ百華』が2022年4月23日土曜日深夜に放映されます。
2022年4月23日土曜日、深夜23:30〜0:00までの30分番組、『希少誌道』という番組で、『メダカ百華』が取り上げられることになった。
先月に岡山、愛媛で取材をしたもので、私の故郷である岡山県を中心に撮影が行われた。
ただ故郷というのではなく、『静楽庵』さんからは“令和黒ラメ幹之サファイア系”が、愛媛の垂水政治氏からは“マリアージュワイドフィンキッシング・エメラルドフィンタイプ”がリリースされる直前での撮影ということもあり、2022年の上半期のツートップとなるであろう新系統を取材する時の模様を撮影していただいた。
締め括りは岡山に戻って『夢中めだか』さんで撮影だったのだが、思いっきり、坂上さんに盗撮されていたりした(汗)
この12号がNHKのプロデューサーさんの目に止まり、取り上げてくださることになったのだが、これまで首尾一貫して、「読者のための本作り」だけを心がけてやってきたことが評価されたことは素直に嬉しい。
雑誌ではあるが、広告費をもらえばちょうちん記事を書くようなことは一切してこなかったし、ダメだと判断した業者は絶対に取材にはいかないことも徹底してきた。取材させていただく業者、愛好家のところに行くことが出来る自分たちの使命は、「読者がそこに行ってような気持ちになれること」それをひたすらページ作りの基本にしてきた。
そこを評価してくださったことに感謝、感謝の気持ちである。
この番組を通じて伝えたいことは、「改良メダカを情熱を持って作ることの素晴らしさ」をもっと多くの人に味わって頂きたいところである。
ここ数年、売れればなんでもOK的な業態が見られるようになったメダカ界であるが、新たな表現のメダカを作るためには年月はかかるし、なにより作り手の審美眼、観察眼、そしてそれを実現するための忍耐と情熱がなければ叶わないことを今一度、皆さんに知っていただきたいのである。
独りよがりのハウスネームを次々と付ける業者、それを裏付けを取らずに平気で記事にする雑誌、売れればそれにタカるように動く転売屋と呼ばれる人々、それを利用する卵売り、写真を盗用して売ろうとする人、SNSのDMを使って、入札者に直接売り込む人、オークションでは自作自演をする出品者や仲間と共に吊り上げをする出品者など、まるで新装開店のパチンコ屋に並ぶような短絡的なメダカの扱いが横行するようでは、悲しい、虚しいだけである。
この番組を見てくださるメダカ愛好家の力は、しょうもない人を駆逐する力になってくれるかもしれない。
また、ウチのためではなく、改良メダカを真面目に取り上げてくれるテレビ局が新たに出てきてくれるかもしれない。そういったメダカ愛好家の力を集結させる機会として、是非、深夜帯だが、この番組を見てくださる方が一人でも増えてくれることを切に願いたい。
『メダカ百華第13号』はこの番組に合わせようと作ってきたのだが、この番組が前倒しで放映されることになり、それは叶わなかったが、今回も出来る限りの取材を終えているので、しっかりと編集作業をしている。
読者の期待がプレッシャーになっているが、それに応えていくこと、それだけである。
この時の放送をもう一度見ることは出来ませんか?