『上州めだか』、『メダカワールド』へ!
お待たせしていた『メダカ百華第8号』、
一昨日、印刷している台湾の提携出版社から連絡が来て、12月11日に印刷後のパッキング作業が終わり、空輸されることが決定!12月12日には日本に到着することになった。通関や国内配送の時間がどれだけかかるか?未定なため、当社からの一斉発送作業は12月13日となった。
ホッとできたところで、いきなり、昨日は寒さが厳しくなった中、群馬県太田市にある『上州めだか』と埼玉県飯能市にある『メダカワールド』さんへ!『メダカ百華第9号』の取材開始!という訳ではなく、やっぱりメダカを見に行きたくなるのです。
そして、今回は、実は『上州めだか』の岡田卓也さんと一緒に、『メダカワールド』の小熊孝則氏の作られたメダカを見に行こうということになったのである。
そのため、同行の東山と共に横浜駅から久喜駅まで東京・上野ラインの小金井行きで一本で行き、そこから館林経由で太田駅へ!
そこで岡田さんにピックアップしてもらって、まずは『上州めだか』へ!
今年は昨日で5回目!毎回、少しずつ、ラメ系のメダカを中心に撮影させて頂いているのだが、毎回、良い魚を撮影することが出来ている。
やっぱり昨日のメインは“三色ラメ”から!
この個体は特に素晴らしい仕上がりであった。
この体形、プロポーションの良さも写真を撮っていて楽しかった。
まぁ、選り取りみどり、撮影をしていてとても楽しかった。
朱赤は少なめだが、黒ブチ主体の個体もこれはこれで見るところがあるメダカに仕上がっていた。
派生してきたタイプからも分離していけば面白い体外光に伸ばしていける個体も多く見られた。
“煌系紅白ラメ”は今年の6月の時点でほぼ完成していたのだが、更にラメ鱗の並びを密に、綺麗にされていた。
これは赤系のラメとして残していた個体である。
『上州めだか』の岡田さんのラメ系統の作り方には最初に伺った時から注目していたのであるが、たったの半年で目を見張らされるメダカの量産で応えられた。
『メダカ百華第8号』では「ラメを集める…」として2ページで掲載させて頂いた。
ここの掲載させて頂いたメダカたちが種親となって、これからの時期も採卵される『上州めだか』であった。
昼過ぎに撮影を終えて、岡田さんの車で一路、埼玉飯能へ!『メダカワールド』さんへ!
昨日は特別、寒い日だったのだが、『メダカワールド』の小熊さんのつくられるメダカを前にすると、やっぱり撮影しなくてはいけないのである。
この(灯×三色ラメ)×(灯×カブキ)で進められている三色体外光は素晴らしい仕上がりであった。
この3タイプもそれぞれの長所を伸ばしていかれれば、それぞれが小熊さんの系統になることだろう。
これも(灯×三色ラメ)×(灯×カブキ)から出てきた兄弟魚である。これはこれで将来性がある。
上の写真よりやや小さい個体も撮影させて頂いた。
こちらは小熊さんが累代されている“黒ラメ黄幹之体外光”である。
そして、その累代繁殖個体の中から、赤色の濃さが違う、白い容器に入れると体外体が出てくる個体を8匹ほど別容器で飼っておられた。
こちらは、小熊さんが累代されている“紅薊”から出てきた白体色の“紅薊”である。この白体色に関しては、『メダカ百華第8号』でその出現過程を2ページだが掲載させて頂いている。
小熊さん、そして岡田さん、当社から自分と東山の4人でメダカ談義をしていると時間が経つのを忘れてしまう。
『メダカワールド』さんを後にしたのは夕方5時を過ぎた頃だった。その時間でもお客さんが来られる『メダカワールド』、やっぱり小熊さんの作られるメダカは多くの人に支持されているのである。
まだまだ『メダカ百華第9号』は先の話しなのだが、2020年ももっともっと美しさを増していくメダカを見て歩くことになるのは間違いなく、楽しみである。