メダカの異品種交配 02
先日、「メダカの異品種交配 01」として、楊貴妃透明鱗(紅白)と青ラメ幹之の交配を紹介したが、今回は、非透明鱗三色のオスと透明鱗三色のメスを交配している例を紹介しよう。
オスはこの2匹を種親とした。「えっ?これが非透明鱗三色なの?」と思われるだろうが…
一年前の7月の姿である。朱赤色にはならない幹之の影響の強い非透明鱗三色を今回、使った。
メスには茜錦血統(琥珀透明鱗ブチ起源)の透明鱗三色を選んだ。
この組み合わせで500個の卵の採卵を開始!
オスの横見。ずいぶん、色が抜けてしまっているが、3枚目の写真と同じ個体である(汗)
この色抜けが何の影響なのか?これから色々、検証する必要があるが、しりビレの外縁には幹之メダカ由来の輝青色がわずかだがのぞいている。
産卵させるために目一杯エサをやったりすると、メスはこんな感じのポットベリーになってしまう(苦笑)
オスはやる気満々なので、採卵に苦労することはなさそうである。
求愛するオス
求愛するオス
メス
メスの群れ
「非透明鱗三色と透明鱗三色の交配」と言えば聞こえは良いのだが、オスとした非透明鱗三色には幹之、あるいは灯(あかり)の血統が強そうだし、透明鱗三色は琥珀透明鱗ブチ血統、近そうで遠い品種の交配なのである。
まずはF1を100匹は確保して、F2を採ることに集中するのは、どの異品種交配も同様である。
「何をやりたいのか?」
もちろん、朱赤色の色合いの濃い、幹之メダカの血統のなるべく薄い非透明鱗三色が目指すところである。