メダカの異品種交配 01

改良メダカの面白さは、自分で新たな表現を作ることが出来るところにもある。
だが、現在ではありとあらゆる交配が全国のメダカ愛好家の手によって行われてきたのも事実である。

それでも、じっくりと取り組んで結果を撮影していってみよう!と思い、昨日から新たな異品種交配をすることにした。

こちら、紅白と呼ばれる楊貴妃透明鱗ベースのオスである。

こちらも楊貴妃透明鱗ベースのオスだが、上の個体より朱赤色以外の白地に黒い色素が多い。

このオスを今回の交配に用いることにした。

こちらも紅白と呼ばれる楊貴妃透明鱗ベースのオス。

そして、メスは神奈川県川崎市在住の中里氏が累代繁殖させている青ラメ幹之(星河)である。

背面の体外光もしっかりと乗るため、ラメメダカの上見としてはラメが目立たないのだが、そこまでグアニンが多いのである。

こちらは白ラメ幹之のメス。しっかり育てたので、毎日、20〜30粒の産卵はしてくれそうである。

紅白のメダカの横見である。背ビレ基部と尾ビレ上葉の外縁に朱赤色が乗った個体である。このポイントは時として重要である。

こちら、上見二番目に掲載した、白地に黒い色素が多い個体の横見である。

で、この紅白のオスと青ラメ幹之で交配を開始!

中里氏の作る青ラメ幹之(星河)、特にメスは、ラメと言うより、体側全体にグアニンがベタビカに現れるのである。

オスは産卵に参加させていなかったので、すぐに青ラメ幹之に求愛を始めた。

この交配をやろうとしたきっかけは、このオロチのオスと青ラメ幹之のメスを交配したF1個体の姿からであった。「F1でラメ光沢が移行するのか!」と思い、それならF2以降で楊貴妃透明鱗の血統でラメ光沢を持つものが目指せると思ったのである。

我先にって感じでメスに求愛するオス。

お気に入りのオスがお気に入りのメスと遊泳してくれると期待してしまう(笑)

もうゴチャゴチャって感じである(苦笑)

そして、今朝、産卵を確認!

早朝から次々と産卵行動を見せてくれた。

卵を付着させて泳ぐメス。

今日から採卵をしていくつもりである。

F1は琥珀体色の個体が出現するだろうが、F2では幹之血統の個体、楊貴妃普通体色の個体、琥珀普通体色の個体、楊貴妃透明鱗体色の個体…今から5ヵ月後が楽しみである!

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