『めだかの名産地』訪問

 「東京で熱心にメダカに取り組んでいる人いますよ」とお聞きしたのが最初であった。早速、Instagramを見ると、ラメ系品種を中心に繁殖や選別など奮闘している様子が見てとれ、興味を惹かれた。それが東京都立川市の『めだかの名産地』本橋さんである。

 本橋さんが本格的にメダカに取り組みだしたのは約3年前、新型コロナウイルスのために本業が制限されたことで時間ができたことと、埼玉県さいたま市の『ちゅらめだか』和田さんからメダカを薦められたタイミングであった。『ちゅらめだか』は居酒屋店内でメダカ販売をしているお店で、本橋さんはその居酒屋の方の常連であったことからつながりができたそうである。それまで観賞魚の飼育経験のなかった本橋さん、まずは調べることから始め、飼育法もいろいろと試しながら取り組まれたそうだ。「アドバイスもらっても、感覚的な部分が多くて」と苦笑いされていたが、自分で試すことで経験を積まれていった。最初の夏には日除けをしない黒バケツで大変な目にあったそうだが、そんな経験から容器の大きさや品種によって色を変えるなど、地道に最良の方法を模索されている。
 人気の高さから、ラメ系の品種を多く扱いはするが、王道とされる基本品種にもしっかり取り組みたいとされていた。累代繁殖を中心にされているが、掛け合わせも試されていた。ただ、「ラメの表現は渋滞気味で、新しいのを出したいけどなかなか難しいですね」と、時間がかかる作業と理解されながら、試行錯誤されていた。


 “天帝”דサファイア”で進めている系統。黄色系の体に青ラメを目標にされている。F2ではまだ体色は“サファイア”寄りで、さらに“天帝”を掛け戻すなどして累代を進めていた。


 “白ブチラメ幹之サファイア系”を繁殖させた中から、朱色を持つ個体が出たことで三色柄も意識されていた。オスの青ラメも少し変わった発色の個体を使われていた。


 “竜章鳳姿”もお気に入りの品種である。その優美な姿は人気が高い。「知られている品種は、しっかりと特徴を押さえたいですね」と作出者の意図をしっかりと考えて選別に気を使っている・

 早朝の世話をされてから職場へ行かれるが、時間ができると合間に戻りメダカの世話をされる。さらにお父さんも掃除や大工仕事なども手伝ってくれるそうで、現在は二足の草鞋状態で忙しくされている。
 「強くて美しいメダカの魅力を発信する場」を意識され、『めだかの名産地』の屋号に決められた本橋さん。実地経験を元にメダカを求める人とのつながりも大切にされていた。

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