三色ラメの一系統”紅霞“
三色ラメの光体形の一タイプで、静岡県の『魁めだか』が作出した系統である。
岡山県美作市にある『静楽庵』がリリースした最初の三色ラメを他の系統を混ぜることなく累代し続けたそうだ。その過程で、3年前に光体形が得られ、体色とラメを注視しながら光体形での選抜交配で7世代累代を進め、形質がまとまったきたことから、2022年1月、ハウスネーム“紅霞(べにがすみ)”と名付けられた。
三色柄表現になる遺伝率は7割近いという高い確率になっているという。光体形のため、どうしても骨曲がりが出るが、厳しい選別淘汰をして累代してきたことで、だいぶ改善したそうだ。
整った体の光体形品種は、ヒレも大きく、見応えのある姿になる。三色柄の表現はコントロールできるものではないが、数を採ることで自分好みのタイプを探し、それを集めて繁殖させる楽しみもある。