らんちゅう当歳魚 3
フ化した翌日には早い仔魚では泳ぎだすものもいる。
2日もすれば、問題ない仔魚は皆泳ぎだすようになる。
いわゆる針仔
泳ぎだした仔魚たちには少しでも早く餌を食べさせたい。
この火に合わせてフ化させていたブラインシュリンプを投入する。
この際、メダカの稚魚用などのパウダー状の人口餌料も併用すると良い。
仔魚の中にはまだブラインシュリンプでは大き過ぎるものもいるので、その仔たちに食べてもらう。
泳ぎだした日の仔魚
体長は4ミリほど。
尾ビレもまだ完全ではなく、すぼんだような形である。
もう1日経過
気持ち体が太くなったか。
尾ビレも少しずつ開いてきていた。
泳ぎだして4日ほど
ツンツンとした泳ぎ方ではあるが、尾ビレも開き、一生懸命泳ぎながらブラインシュリンプを食べている。
この時には
体が曲がっていたり、尾ビレの形のおかしいものなどが目につく。
まだまだサイズは1センチにも満たないので見にくいのではあるが、こうした異常のある個体は目についたら淘汰しておくようにする。
どんどん餌をやらなければいけないこの時期、残酷と言われるかもしれないが選別と淘汰はらんちゅう飼育になくてはならないもの。
少しでも数を減らしておくことで餌が行き渡るし、会に使う用の魚は欠点のあるものに餌をやることはムダになってしまうと心得ておきたい。