回収後の女雛の卵
クリーニングして、薄くメチレンブルーを入れた容器に分けた女雛の卵。
まだ発生途中ではあるが、左上のような白く濁ってきているものは、未熟卵の可能性も高い。メチレンブルーが入っていると、死卵でもカビが出なかったりもするが、異常を見つけたら、早めに取り除くようにする。
メチレンブルーは1日もすると色みはほとんど抜けてしまい、入れたよな?と思えてしまうほどだが、卵を見ると変化がわかる。
白いバックで見ると、メチレンブルーの色素が取り込まれているのがわかる。より青くなっているものは死卵である。
全体が白くなっていたり、白い点が出てきたものはダメになっているのだが、卵の中に泡のように見えるものは油球と呼ばれる。
親がぶら下げている時にも油球がわかる。
この油球は卵の植物極側に徐々に集まっていき、卵黄の中に取り込まれていく。その反対側の動物極側には、メダカの体が形成されていく。
二日もすると、受精卵の中で、油球とその向かい側に稚魚の体が出来てきていた。
健康な卵は宝石のように美しい。ただし、サイズはもちろん極小です。