コリドラスを楽しもう

ペルー原産のコリドラス・パンダ

その姿と名前で人気の高いコリドラスである。
注目を集めた初輸入時から変わらぬ人気を保っており、老若男女問わずファンは多い。
現地採集個体だけでなく、東南アジアで養殖もされるようになり、手頃な価格になってもいる。
ただ、安い分だけ扱いが雑になっている場合もあり、特に小さな個体では輸入時の餌切れやトリートメントが不十分で、弱い魚などということを言われたりもする。
最低限のケアがされ、イトミミズなどしっかりとした餌やりがされていればそんなことはないのにと思うものだ。
購入する時は痩せていたり、泳ぎがフラフラしている魚は避けて、しっかり餌をもらっている魚を選びたい。

ちゃんと飼育していれば、コリドラスは水槽内で繁殖もする。
しばらく飼いこむと、体形からオスメスの区別もつくようになる。特に上から見るとメスはふっくら、オスはスリムという感じだ。

そして特徴的なのが、Tポジションと呼ばれるコリドラス独特の産卵行動

メスがオスの総排泄孔に口を付けると、オスは精子を出し、メスはそれを口に含む。
この体勢がTの字に見えることから呼ばれる。

魚の産卵というとメスが産み付けた卵にオスが精子をかけていくのが基本。コリドラスもオスがメスを追いかけて精子をかけるとか、メスが口に含んだ精子を産み付けた卵に吹きかけるとか言われたこともあったが、実際にはメスが飲み込んだ精子は消化管内を通って総排泄孔から出て受精していることが報告された。
体内を通過する説も言われてはいたが、実際に確かめられて発表された時には納得すると共に驚いたものだった。

Tポジションをとっているのはいいとこ3秒くらいか?
オスが胸ビレでメスの口ヒゲをしっかりとホールドしている。

口を放したメスはしばらく放心したように数秒間ボ~っとしている。
この間に卵が産み落とされ、腹ビレで受け止められる。この時には卵は受精していることになる。

その後我に帰ったメスは腹ビレに卵を抱えたまま泳ぎだし、水草や壁などに卵をくつけていく。

大きなメスでは数十個単位で産むこともあるので、パンダの群れを目指すこともできる。

コリドラスは種類が多く、コレクション性も高いが、同一種を複数飼うと、さまざまな動きを見せて楽しませてくれる。
1匹ずつ多種類もいいが、群の楽しみもオススメである。

プロファイル別冊コリドラスの仲間では、基本的な人気種を中心に、コリドラスの魅力を紹介しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です