倉敷栄蘭会 第二十回品評大会
2018年8月26日、いよいよ、2018年のらんちゅう品評大会取材が始まった。
今年の最初は、例年通り、倉敷栄蘭会の品評大会からとなった。
8月26日、岡山県倉敷市の予想気温は34℃。なるべく早い時間に撮影しないとヤバいかも!?と思いながら、開会を待った。
今回の倉敷栄蘭会の大会は第二十回目の記念大会となり、例年以上に出品魚が多く出品されていた。
中島健一郎栄蘭会会長の開会挨拶で第二十回大会が開会した!
審査は日本らんちう協会西部本部から、総本部審査員の田中氏、植松氏が来会され、振り分け式の審査が開始された。
点数制の審査に比べ、この善し悪しで振り分けていく審査はある意味ごまかしが効かない、同じ土俵で見比べられての審査なので、比較審査がしやすい面がある。
手前の洗面器に移動されてきた魚が今日の優れた魚たちである。
そして花形である当歳魚の東大関に、この児子敏雄氏の魚が選ばれた。ある意味、文句なしの東大関であった印象を受けた。
こちら、当歳魚の西大関となった宇埜日出男氏の出品魚である。尾型の良いしっかりと育てられた魚であった。
当歳魚の立行司は、三上博教氏のこの出品魚になった。
当歳魚の東取締(取締一)には天毛雄義氏の出品魚が入り、
当歳魚の西取締(取締二)には原田和彦氏のこの魚が決まり、優等5尾が決定した。
当歳魚が全て決定した頃には体感温度は34℃以上になっていた。見学する方々も酷暑対策で大変であった。
洗面器に乗った入賞魚たちも、水温が上がってしまうため、少々、心配であった。
二歳魚の東大関は、この平井孝志さんの出品魚。型は抜群で、見事、平井さんは二年連続、二歳魚の部で東大関を獲得された。
二歳魚の西大関は、小川寿夫氏出品のこの魚、しっかりとこの日に照準を合わせた作りであった。
二歳魚が上がったのが12時少し前、もう気温はグングンと上がり、自分もタオルを頭に巻いての撮影となった。あまりの暑さにだんだんと集中力が切れそうだが、役魚を撮ってはテント下に避難し、お茶を飲んでまた出直しの連続となった(大汗)
親魚の東大関は、会長、中島健一郎氏のこの魚であった。今年で五歳になった魚で、これまでにも何度も目にして来た魚であったが、今年は迫力が更に増していた。
親魚の西大関は、佐藤 茂氏のこの出品魚であった。
3部門48尾の撮影をしなければならないのだが、この日は半端じゃない暑さ(汗)
ちょっと意識が朦朧としそうだったのだが、「絶対に撮りきる!」と自分に言い聞かせての撮影となった。
全部撮りきったところで、早めの撤収となったが、入賞魚のためには、少しでも早く、高い水温から解放する必要があり、良い判断だと感じた。
今年、最初の品評大会が終わったが、これから毎週、品評大会の撮影が始まったことに変わりはない(汗)
来週は兵庫県相生、再来週は岡山県、再々来週は香川と西日本への遠征が続く。
その前後には、メダカを撮影したり、日本の水草、水生植物を撮ったりと暑さに負けないように気合いを入れていくつもりである!