横浜観魚会 二歳会
横浜観魚会の二歳会が行われた。
らんちゅう愛好会の催しとしては、今年初めてのものになる。特に横浜観魚会の二歳会は、全国的に見ても早い方ではあるが、熱心な愛好家が集まり、昨年以来の顔合わせのようなものでもある。
暖かな陽射しの下ではあるが、風が吹くとやはりまだ寒さを感じるものではあった。
ゆったりとしたムードの中、審査が開始された。
横浜観魚会では、らんちゅうと共に横浜発祥の金魚である関東東錦の部門も行われている。手前が東錦、奥がらんちゅうで同時に審査が進められた。
らんちゅうの審査
5人の審査員が5点満点の札を持ち、点数付けがされていく。
昨年ほど集まった魚の大きさにサイズ差はなかったが、中には十分に秋のような魚も見られた。この二歳会に合わせ、冬の間も加温して飼い込んだ魚はがっしりと大きい。冬眠明けでややほっそりとした魚や、産卵しそうお腹をした魚も。審査前の控え池では、「産んじゃうんじゃない?」「自分のとここで掛けあわそう」「いや、腸満だろ」と楽しげに盛り上がるものでもあった。
審査が終わり、洗面器に魚があげられると、またそこでも魚談義が始まる。普段は一人でじっくり飼育をするだけであるが、こうして仲間と楽しめるのが愛好会に所属する利点でもある。
以下に役魚を紹介する。
東大関 加藤貞信氏
西大関 馬場祥宏氏
立行司 稲村俊明氏
取締一 藤川直子氏
取締二 齋藤一成氏
東関脇 鈴木友来氏
西関脇 大渕 功氏
東小結 篠 孝利氏
西小結 野嶋隆一氏
勧進元一 稲村俊明氏
勧進元二 金谷博一氏
行司一 壁谷俊彦氏
行司二 井ノ口真誉氏
行司三 野嶋隆一氏
脇行司一 矢作雄一氏
脇行司二 作本守聡氏