第99回 錦蘭会品評大会へ
ふ今日は名古屋でメダカの品評会をちょこっと見学して、尾張優魚会の会員の方々の取材!
そして、明日は大阪、服部緑地公園ウォーターランドで行われる第99回錦蘭会の品評大会へ向かう。
自分にとって錦蘭会の品評大会は最も長く伺っている大会である。
自分にとって錦蘭会の品評大会は最も長く伺っている大会である。
持っている最初の錦蘭会の会報が平成8年のもの!それを貰ったのが平成9年のことなんで、今年で、20回目の大会となる。ってことは20年通ったということである。( ̄◇ ̄;)
金魚愛好会の会報はその愛好会の顔である。この錦蘭会の会報を、故光田 実会長に頂いた時のことは今でも忘れない。出版が仕事である自分だが、会員のみが受け取れる会報を頂けることは、何より嬉しかったのである。
10年前の会報である。この当時の錦蘭会の出品魚数とレベルは、日らんをも凌ぐほどであった。
西部本部を中心に、7部門軽く1000匹以上のらんちゅうが集っていたのである。
錦蘭会の品評大会は、前頭が15枚目までしかなかったため、各部門で46匹しか入賞出来ない、激戦なんてものじゃなかったのである。
現在の西部本部長である西賀一郎氏が当歳魚大の部で東大関となった魚も撮影したことがある。楽しい思い出である(^O^)
7年前に一部の会員が、光田会長が亡くなった時を契機に、会の名前を商標登録して、会の私物化を図った。
それは裁判にまでなり、結果として、商標登録を取った団体が完全敗訴。当たり前のことなのだが、自分の所属する愛好会の呼称を商標登録しようって思う一部の人たちがいたら、会員の方はどう思います?
誰だって、間違った事だとわかるはずである。
そういった類の人間が、東部にも、中部にもいて、結果的に、日本らんちう協会の名称まで、法人化するというもっともらしい考え方によって私物化されたのが、日本らんちう協会の騒動となったのである。ここで改めて書いておくが、一般社団法人は2人いれば誰でも作れるもので、財団法人などとは全く別のものである。
らんちゅうという魚には、お金がどうしてもつきまとう。品評会で勝ちたいから魚を作る、勝つとその魚を欲しいと思う人がいる。そしてそこに売買が成立する。それは普通のことである。
だが、売るためにプラスになりそうならなんでもあり!は通用しないのである。
売りたいから作ったらんちゅうからは何も感じられないのである。そのために歴史ある愛好会の名称を使い、役職をつけ、販売しようとしても、誰にも見向きされなくなる。そんな当たり前のことがわからないようである。
ただ、それは商標登録した錦蘭会でも、一般社団法人日本らんちう協会でも、ごく一部の悪巧みする人がいただけであって、一般会員の方は詳細は知らないまま付いて行ってしまったことは可哀想なことである。
これは今年、配布された錦蘭会の会報である。
商標登録までした錦蘭会は、会の顔である会報さえも作らなくなってしまっている。お金のかかることは、魚は売りたくてもしないのである。悲しい話である。愛好会への思いのない気持ちはそういったところにも出てくるのである。
この会報、多くの会員の方は貰って当たり前と思っているかもしれない。会報を持たない小さな愛好会も、「会報はその会の顔、その会の歴史」として、どんな形でも作ってもらいたい。
今の時代、どの愛好会も維持会員と呼ばれる、行事の準備、撤収を率先してやってくださる会員を増やすことに苦労している面がある。
しかし、錦蘭会の準備は、それこそあっという間に終わってしまうのである。品評大会が賑やかなら良いというものではなく、維持会員の尽力があって愛好会は成り立っているのである。
もちろん、会報を作るために撮影されている方のご苦労は、本業である自分にはよくわかる。そういった縁の下の力持ち的な会員に「ご苦労様です」という気持ちは持っていてもらいたい。
あっ、私に言って欲しい訳じゃないですから!( ̄◇ ̄;)私はこれで飯を食ってるんで^_^
魚だけ出して、後は我関せず…では愛好会は衰退するだけである。
来年は錦蘭会は記念すべき第100回の記念大会である。
その会場に満願の思いでカメラを持っていることが以前からの私の大きな目標である。
その前に、明日も頑張って撮影しますかね!