チェリーシュリンプ
レッドビーシュリンプは日本発の小型エビで、日本国内はもちろん、世界中で人気を博している。
そこから、さまざまな小型エビの人気が高まっているが、台湾産のこのチェリーシュリンプもなかなかの人気を獲得している。
初期の頃は薄めの色合いが多かったが、レッドビーシュリンプと同じように選別淘汰をすることで、どんどんと色合いが濃くなっていった。
脚まで赤が乗る極火蝦など、ハイグレード個体も人気である。
チェリーシュリンプの元は、日本にもいるミナミヌマエビに近い種類のヌマエビで、薄い茶褐色の色合いをしているが、体色のバリエーションは多く、その中でも赤みの強いものを選別交配していったものがチェリーシュリンプとして紹介された。
台湾の養殖場で見せてもらったが、
殖やしている池からごそっと掬うと、こんなにバリエーションが見られたものだ。
赤はもちろんきれいだが、他のも興味深い色合いをしていたものだった。
チェリーシュリンプはレッドビーシュリンプと同じように、大きな卵をメスが抱え、稚エビの状態で親から離れるので、殖やしやすいのも魅力だ。
メスはお腹いっぱいに卵を抱える。
おとなしく、水草水槽などで問題なく殖やすことができる。
エビを食べないようなサイズの魚やオトシンクルスなどとは混泳もできるが、稚エビは食べられてしまうので、しっかり殖やしたいのならチェリーシュリンプだけで飼育したい。
状態よくキープできれば、それほど時間をかけずに赤いエビで水底を埋め尽くすことも夢ではない。